半沢直樹2が高視聴率を継続しており、以前のシリーズ同様大成功していますね。
そんな半沢直樹は、5話では航空会社の再建に伴う債権回収や再生を主人公の半沢直樹が担うという話になっていきます。
今回は、そんな半沢直樹の航空会社や担当大臣について
- 帝国航空がJALに似すぎている件
- JALはどのように再生したのか?
- 白井亜希子も蓮舫さんに似ている
という点についてご紹介していきたいと思います。
半沢直樹の帝国航空はJALがモデル?似すぎている!
半沢直樹の帝国航空がJALに似ていると話題になっていますね。
これからJALと帝国航空の類似点や、現実のJAL再生についてご紹介していきたいと思います。
類似点を比較
帝国航空とJALの類似点は多すぎて、あげきれないですが、その中でも特に似ている所を上げると、
- 特殊法人である可能性が高い
(帝国航空という名称から) - 同じように経営危機に陥っている
- 政治が経営再建に関わった
といった点があげられます。
半沢直樹で帝国航空が出てくるのは、半沢直樹が勤めている東京中央銀行は、帝国航空の巨額再建を抱えており、もしも再生が失敗すれば数百億の損失が出るという話で登場します。
その再生や債権回収を任されるのが、半沢直樹なのですが、半沢直樹が担当を渡された直後に、政治家が帝国航空の再生に乗り出すという旨の発表を行うというものです。
もうここまで書くと、JALの再生をご存知の方は「JALにしか見えない」という方も少なくなくないでしょう。
というのも、JALが経営再建を行う際にも、同じような経緯をたどっているからです。
現実のJAL再生タスクフォース
上記したような事から、帝国航空の再建という半沢直樹のトピックは、JALの再生タスクフォースをモデルにした可能性が高そうです。
JALの再生タスクフォースとは、当時自民党から民主党に政権が代わり、従来から問題視されていたJALの経営問題を解決するために設置されたものです。
当時の担当は、前原誠司元国土交通大臣(現在は国民)だったため、前原誠司さんが先陣を切る形で、以下のような再建に向けた取り組みが行われました。
- JALの資産査定
- 再生計画の作成
- 法律事務所やコンサルタントを含めた専門家の招集
等です。
ドラマでも「金融機関の債権」について発言されている所がありましたが、現実でも金融機関へ大幅な債権破棄を求める声明等がありました。
しかしそれによって、金融機関が非常に反発したりする等して、紆余曲折ありましたが、後に企業再生支援機構に経営再建を任せる事になりました。
経営陣の態度等も似ている所がある?
JALが経営再建を行うまでに危機になった背景としては、様々なものがあげられます。
例えば、95年にアメリカで航空自由化の流れが始まった事により、航空業界の競争が非常に厳しくなり、アメリカの航空会社でも経営が怪しくなる企業が増えました。
同じようにJALも変化するニーズや競争激化の影響を非常に受けたと言われています。
もう一つ大きなエピソードとして、そもそものJALの成り立ちによって、組織としての体質的に経営危機に陥った側面もあると言われています。
半沢直樹では、交通インフラを背負う帝国航空が、金融機関に対して横柄な態度を取る姿勢が描かれていました。
JALも元々は、特殊法人で公金がバンバン入っていた企業です。民営化も87年に行われました。また、国際線を独占できた等で、あまり競争にさらされてなかった企業なのです。
そのような事から、ANAが経営の変更を行う際に労働者側が協力的だったと言われていますが、JALはあまり協力的ではなかったという話もあります。(この事から再建が難航したという側面も)
銀行とJAL再生タスクフォースのバトル
東京中央銀行がどの銀行をモデルにしたものなのか?については、諸説ありますが、三菱東京UFJ銀行がモデルとするケースも少なくありませんよね。
実は、このモデルとなったと言われている三菱東京UFJ銀行も、JALの債権を持っていた金融機関の一つでした。
民主党政権下のJAL再生タスクフォースでも、金融機関との相談は行っていたようですが、最終的にはJALを再生させた人物として知られている稲盛和夫氏が金融機関との話を進めたと言われています。
その結果、三菱東京UFJ銀行も500億円規模の債権破棄を行う事になりました。
なんだか金額も近いような気が・・・
その後、JALは稲盛和夫氏の経営手腕、公的資金等を影響があり、再上場出来るまでに再生しました。
担当大臣の白井亜希子は蓮舫がモデル?
半沢直樹にて、帝国航空の担当として白井亜希子大臣が出てきましたね。
この方が「蓮舫氏」に似ているという声が多かったので、類似点等をまとめました。
当時は民主党政権だった
JAL再生タスクフォースでは、民主党政権にて行われた事は既にご紹介しましたが、現在立憲民主の蓮舫氏も当時、民主党政権にて活躍していました。
担当は前原誠司氏となっていましたが、同じ政党・政権にいた事は類似しています。
また、半沢直樹では現在の政権が支持率回復のためにという理由から、帝国航空再建に乗り出すという旨の演出が行われていますが、民主党政権の支持率は・・・みなさんが知る所だと思います。
アナウンサー出身
また、半沢直樹ではアナウンサー出身の政治家の方が、担当するという事で演出が行われていましたが、蓮舫さんも政治家になる前から芸能界に露出を行っていた人物です。
大学在学中から芸能界で活躍されており、CMやグラビアアイドル等で活躍されていた時期もありますが、92年以降からはニュースや情報番組への出演が増えました。
このような事からも蓮舫氏と白井亜希子が似ていると言えますね。
全体的な雰囲気
また、ドラマを見ていて「全体的な雰囲気が似ているのでは?」と感じた方も少なくないでしょう。
ドラマ内で「い・ま・じゃ・な・い」という旨の発言をおこないましたが(国会内で発言したものと似ている)、このようなキャッチーなコメントを行う部分も似ていますよね。
白スーツのところも、何となく蓮舫氏と似ているような気もします。
半沢直樹では、出演する方が男性が多かったのですが、女性をメインキャラに据えたあたりも・・・
半沢直樹と帝国航空まとめ
今回は、半沢直樹と帝国航空について
- JALと帝国航空がかなり似ている
- 現実でも同じようなことがあった
- 蓮舫氏と白井亜希子も似ている
という点についてご紹介させて頂きました。
半沢直樹というドラマの性格上、どのような方向にいくにせよ、このような題材を扱った時点でかなり面白くなる事間違いなしでしょうね。
これからも半沢直樹からは目が離せません!
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