相手の趣味・趣向、性格までも把握する事が可能な「SNS」。
昨今では、就活の際にもチェックがされていると言われており、就活生の方も就活用のアカウントを作成する等、対策を行っているケースもありますよね。
そんな中、登場したのが「裏アカウント特定サービス」!今回は、そんな裏アカウント特定サービスについて
- 裏アカウントについて
- 裏アカウント特定サービスの内容とは?
- どんな企業が提供しているのか?
- どんな裏アカウントに注意するべき?
と言った点についてご紹介していきたいと思います。
裏アカウントも油断できない時代に?!
SNSが若者を中心に爆発的な普及を見せ、近年では民間企業や行政組織であっても、マーケティングの1つとしてSNSの運用を行っているのが、珍しくありませんよね。
SNSが本格的に社交場となった事で、生まれたのが「裏アカウント」という存在。
裏アカウントとは、自身の身近な人物(友達等)、時には一切身の回りの人物に、自身が運用しているアカウントである事を明かさないアカウントの事です。
趣味・趣向のために運用されているものもあれば、裏アカウントという特性上、愚痴や自身の秘密を公開していうるものもあります。
一言でまとめると、裏アカウントとは「人にあまり知られたくない事」を発信するアカウントであると言えるでしょう。
ただ、就活生をしっかりと把握しておきたい企業側としては裏アカウントもぜひチェックしたいと言えるでしょう。(裏側の人間性まで見えるので)
そんな中で、登場したのが「裏アカウント特定サービス」なのです。
Sトク!裏アカウント特定サービスの内容とは?
ネットで話題になっている裏アカウント特定サービスは「KCC 企業調査センター」が提供する事となったサービスを指しています。
これからこのサービスについて詳しく解説していきます。
サービスの内容はもちろん裏アカウント特定の特定
サービスの内容としては、もちろん就活生の「裏アカウント特定」です。
裏アカウントを特定する事によって「人間性」・「ネットリテラシー」の調査における利便性を高めるのが狙いのようですね。
裏アカウントは出来るだけ自身が発信していると知られたくない内容を公開している訳ですから、就活生としても大っぴらに「これが裏アカウントです!」と公開している事はありません。
そこで、迅速に就活生の裏アカウントを特定する事が可能なようで、依頼を行った翌日には裏アカウントの特定が可能な模様(あくまで最短ですが)
なんと、その特定率は88%という数字のようで、裏アカウントが見つけにくい存在であるという点を考慮すると、非常に高い精度になっていると言えるでしょう。
成功報酬制を導入・プランも色々とある模様
携帯会社のプランのように、2つのプランがあるようで(現時点)
- Sトク
(1名あたり8,000円) - Sトク+プラス
(15,000円)
となっています。
両者の違いは、8,000円のSトクの場合はアカウントの所在や有無を報告してもらう事が可能で、報告貰った後はクライアント側がアカウント内容をチェックする必要があります。
15,000円のSトク+プラスの場合は、アカウントの特定はもちろん、投稿内容やその内容から企業側に不利になりそうな点をレポートしてくれるようです。
企業にとってはメリットもありそう
調査される側としては、かなり脅威になる存在ではありますが、企業側としては深い人間性まで知れるので、大きなメリットがあると言えるでしょうね。
また、昨今ではSNSにバカッターと言われるような企業にとってリスクとなり得る投稿を行う事例が増えているので、ネット上の振る舞いを確かめるのは、そのようなリスクを回避する上では役に立つかもしれません。
そもそも、ネット上に公開している時点で、プライバシーはほぼ無いという大原則に立ち返らないといけないかもしれません。(調査される側としては)
提供している「KCC 企業調査センター」はどんな企業?
裏アカウント特定サービスを提供している企業はどんな企業なのか?という点について気になった方も少なくないでしょう。
そもそも、会社として信用がないと、調査内容についても信用出来ませんよね。
裏アカウント特定サービスを提供しているKCC 企業調査センターは、「人材」「取引先」のリスクを回避するために、企業向けの調査を行う企業のようです。
裏アカウント特定サービスのみではなく、
- バックグラウンド調査
- 採用マッチング調査
- リファレンスチェック
- 企業間トラブル解決・防止
等を行っているようで、その調査対象は非常に多岐に渡っています。
調査事例もいくつかWEBでアップされていたので、一般的な調査会社であると言えるでしょう。
あなたのアカウントは大丈夫?どんなアカウントがバレるのか?
最後に、裏アカウント特定サービスをされる側の視点から「どんなアカウントがバレるのか?」という点についてご紹介したいと思います。
厳密な内容は公開されていない
裏アカウント特定サービスでは、精度88%、様々な裏アカウント特定を行うといった旨の記載がされていますが、どのようなアカウントは特定出来ないと言った情報ありません。
逆に言うと、裏アカウントが存在している限り、どのような形であっても、バレる可能性はあるでしょう。
ただ、特定が難しいアカウントであっても、特定作業を行うといった旨があるので、本垢と紐付けられる要素(フォロー、フォロバ、いいね)等があると、かなり特定される可能性があると想定されますね。
また、出身校・同僚・投稿内容・ニックネーム・趣味趣向と言った内容を、特定する要素として裏アカウント特定サービスは挙げているので、上記したような内容に紐付けているとリスクが高まりそうですね。
逆に本垢と全く関係ない、全く違う名前、知り合いのフォロワー等が居ないとなると、12%側に入るのではないでしょうか(88%の精度のため)
ただ、現実的にこのようなアカウントを運用しているケースは少なく、殆どの方が裏アカウントに上記したような要素があるでしょうね。
勘違いを危惧する声も
裏アカウント特定サービスは発表されてから、かなり話題になっていますが、中には勘違い・嫌がらせを警戒する声もあります。
例えば、ライバルの就活生と疑われそうなアカウントを作成し、不利な内容を投稿するといった嫌がらせや、88%という精度から、勘違いが生まれるのでは?といった声です。
このあたりは本人確認をしないと、真意は分からないので、裏アカウント特定サービスというサービスの特性上、上記したようなリスクは潜在的に存在しているでしょう。
精度から見てあくまで参考程度の情報かも?
ただ、調査会社も企業側も88%という精度から考えて、参考程度の情報にする可能性が高いでしょう。
また、あくまで裏アカウントですから、犯罪めいた内容や良識に反するような内容をアップしていない限り、それほど問題にはならないでしょう。(そもそも、裏アカウントであっても、犯罪的な内容はアウトですが)
ただ、誰でもあるようなちょっとした愚痴がどのような評価となるかは、企業側の判断としか言いようがありません。
やはり、裏アカウントであったとしても、基本的にはそもそもインターネット上に公開されているという点を、意識したい所ですね。
裏アカウント特定サービスについてまとめ
今回は、裏アカウント特定サービスについて
- 様々なプランが有る
- 提供しているのは企業調査センター
- 本人と紐付いていると危ない
と言った点についてご紹介させて頂きました。
SNSの社会的存在が大きくなりに連れ、息苦しいものになってきましたが、矛先が裏アカウントにまで向いたという事でしょうね。
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