J.Y. Park、セクゴリ、餅ゴリ等様々な呼び名を持つパクジニョンさん。
韓国ではかなり著名な人物で、K-pop好きの中ではちょこちょこと日本人の中でもご存知の方は居たようですね。
ただ、大衆に広がったという意味では虹プロの影響が大きいと言えるでしょう。
日本でも名が広まりつつあるパクジニョンさんについて
- パクジニョンの性格とは?
- 日本と韓国で異なる性格の評価
- パクジニョンと親日家の噂
という観点からご紹介していきたいと思います。
パクジニョン(J.Y. Park)の性格の見方は日韓で異なる?
まず、はじめにパクジニョンさんの性格という点について、触れていきたいと思います。
超大物プロデューサーのパクジニョン
言わずもがなK-popで大きな影響力を持っているJ.Y. Park。
パクジニョンさんが創業者になっているJ.Y. Parkという名前が由来になっている「JYPエンターテイメント(旧テホン企画)」は、多くの人気グループを輩出しています。
日本で大きく広まったもののみを抜粋すると、
- 2PM
- TWICE
- NiziU
と言ったグループが挙げられます。(コレ以外にもかなり著名なグループを輩出しています)
日本で言う所の小室哲哉、秋元康に当たるような功績であると言えるでしょうね。
世界中にK-popを広げる要因の1つとなったグループを輩出している事を考えると、上記した人物以上の功績とも言えるかもしれません。
日本のイメージはやはり厳しい性格というイメージ?
上記したような大きな功績を残している音楽プロデューサー的な観点から見たときに、やはり厳しい性格・真面目な性格と言った堅苦しいイメージを持っている方も多いはずです。
実際、J.Y. Parkは上場するほどの企業を独立後に設立している訳ですから、そのような側面があるのは間違いないと思います。
特にプロデューサー業という観点から見たときに、オーディション番組で厳しい性格等が出る事は少なくないようです。
虹プロでも厳しい性格が出ている印象があり、プロデューサー・実業家としての側面を考えると、性格はかなりとっつきにくい印象を抱いた方も少なくないでしょう。
韓国ではかなり親しみやすい性格と見られている事もあるらしい
J.Y. Parkについて、日本的観点のみで見てしまうと厳しい性格だけど真面目、尊敬出来る実業家といったイメージが出来上がると思います。
しかし、韓国国内では必ずしもそのような性格であるという評価は受けていないようですね。
もちろんこれほど実業で成功している方ですから、韓国国内でも尊敬を集めているのは事実ですが、日本的観点のように堅苦しいイメージのみを抱いている方ばかりではありません。
むしろ、パクジニョンの性格はかなりコメディーよりというか、面白いという音書を抱いている方も多いようです。
苦労人のJ.Y. Park
韓国国内におけるパクジニョンの性格の評価については、J.Y. Parkの半生・歴史を遡ると掴みやすいと思います。
というのも、パクジニョンさんが世に出るきっかけがかなり衝撃的なものだったようで、それが今でもネタにされる事が少なくない模様。
今ではプロデューサーという側面がクローズアップされる事が多いですが、1992年にはパクジニョンさん自身が歌手としてデビューしています。
しかし、あまり結果は出ず、悶々とした日々を送っていた模様。
新たにデビューし直すために、デビュー後にもパクジニョン・J.Y. Parkとしてオーディションを受ける事もあったようです。
そんな事をしているときに、キム・ヒョンソク(韓国で著名な作曲家)と出会い、半ばキム・ヒョンソクの家に居候状態となります。
そこで、音楽理論等今でも生きている技術を学んだようです。
パクジニョンが編み出した戦略
キム・ヒョンソクの元で音楽に関する技術を学んだパクジニョンは普通にデビューしても世間からの関心は集まらないという事で、
「セクシーなダンス・見た目」
で勝負することになります。(かなり端折っており、実際はメディア戦略も考え抜かれていたようです)
今ではK-popでも少し大人っぽい表現を行う事が少なくありませんし、当時でもアメリカ・日本では既にそのような戦略が取られているものもありました。
日本と韓国の文化は似ていると言われていますが、日本と大きく違うのは非常に儒教文化が広まっている事です。(日本にも大きな影響は与えていますが)
そんな韓国で、上記のような戦略を取るのは非常に衝撃的なものであるのと同時に、刺激的で世間の関心を集めたのです。
パクジニョンの戦略は当たり、韓国国内で一気に知名度が向上します。
ただ、この衝撃的な戦略によって、韓国国内ではパクジニョンの容姿等がネタにされる事も多く、パクジニョン自体、バラエティーな場所では敢えてふざけるような面も持っています。
このような事も相まって、韓国では日本ほど堅苦しい性格というイメージを持っている方は多くありません。
もちろん、プロデューサーとしての評価は受けており、K-popの重鎮である事は変わりませんが。
パクジニョン(J.Y. Park)が親日家な理由
パクジニョンは日本と関わりが深いことも知られていますね。親日家と言われる理由・エピソードもご紹介していきたいと思います。
餅ゴリは親日とはあまり関係ない
J.Y. Parkが親日家としての評価を受ける際に、餅ゴリという名前が、名前自体が親日家としての要素があるのでは?と感じてしまいますが、この点についてはあまり関係ないようですね。
というのも、上記したようにパクジニョンは刺激的なパフォーマンス・容姿を行っています。
そんな中で「game」というアルバムが韓国国内でかなり賛否両論のあるものになりました。(アルバムでは大人の行為も取り上げられていた)
韓国国内では、大人の仲良しについて「餅をつく」という表現を行う事があり、J.Y. Park自体がゴリラに似ているというところから「餅ゴリ」というあだ名が完成したようです。
パクジニョン自体が餅が好きという側面もあるようですが、発祥自体は上記のような解釈がなされている事が一般的です。
餅ゴリというあだ名にも、パクジニョンによる戦略の影響は出ていたようです。
日本とのエピソードをたくさん持っている
上記の餅ゴリは置いておいて、パクジニョン自体が親日家というのは事実のようですね。
というのも、パクジニョンはかなり日本の音楽シーンに影響を受けた事を公言しており、特に日本の80~90年代における音楽に影響を受けたようです。
80~90年代と言えば、かなり盛り上がっていた頃ですからね。
安室奈美恵のファンである事は知られており、プロデューサー業としては、小室哲哉に影響を受けています。
中学生のときに小室哲哉がプロデュースしていた渡辺美里の音楽を聴いていたというエピソードは有名ですね。
一方で、現在の日本音楽市場については、音楽そのものよりも、マーケティング要素が強くなっている事に危機感を示しているインタビューもありました。
ちなみにこのようなアーティスト以外にも、
- チェッカーズ
- 安全地帯
- KUWATA BAND
- ZOO
- TUBE
- 久保田利伸
等を自身が楽しんでいたアーティストとして挙げており、単純に親日家としての側面というよりも音楽的に影響を受けたと言えるかもしれません。
ただ、日本人を積極的に起用する戦略を取っている事を考えると(マーケティング要素もあると思いますが)、日本に対するシンパシーを感じている親日家とも言えると思います。
R&Bの影響も受けている
日本の音楽を聴いていたり、日本語が出来る事を考えると、親日家の側面をパクジニョンが持っている可能性は高いでしょう。
ただ、親日家だから日本の音楽を聴いていた = パクジニョンの音楽センスは日本の音楽出来たと言った短略的なものに繋がる訳では無いと推測します。
少し話しはずれますが、韓国で80~90年代に日本の音楽・文化が輸出されていたのは事実で、パクジニョンの世代は日本文化の影響を大きく受けている可能性が高いでしょう。
ただ、今とは違ってあまり大々的なものではなく、1998年に「日本の大衆文化解禁の方針」が発表されるまでは、韓国で堂々と日本の文化を楽しむことは出来なかったのです。
(もちろん、それでも普通に一般の方は楽しんでいたようですが)
これは、韓国の初代大統領である李承晩の方針によるものであり、韓国では日本産の映像(ドラマや音楽)・音楽等を楽しむ事は禁止されていたのです。
1998年以降は徐々に開放されていきましたが、こっそりと日本文化を楽しんでいた韓国人の1人がパクジニョンということになります。
ただ、これに加えてパクジニョンがR&Bが好きな事を公表しています。
実際にパクジニョンが1994年に名を広げた際は、R&B歌手として、韓国国内で有名になったのです。
パクジニョンさんの映像を調べると、R&Bと親和性の高い音楽・ビジュアルをしている事が分かります。
その事を考慮すると、親日家のパクジニョンは「日本の80~90年代の音楽」+「R&Bを中心とした米国」の影響を受けている可能性が高そうですね。
何れにせよ、1998年まで公に日本文化を楽しむ事を否定されていた世代であるJ.Y. Parkが、親日家でもあるが様々な国の影響を受けながら、次は日本・世界に音楽を発信しているのは胸熱展開です。
パクジニョン(J.Y. Park)の性格&親日家についてまとめ
今回は、J.Y. Park・パクジニョンについて
- 韓国国内では砕けた印象のあるパクジニョン
- J.Y. Parkは日本音楽に影響を受けている
- 親日家という側面だけではなく、R&Bにも影響を受けている
と言った点についてご紹介させて頂きました。
政治的な面から見ると、韓国・日本の関係は緊張関係が続いていますね。
ただ、経済・文化と言った観点で見たときに、日本と韓国が非常に強い関係である事は事実だと思います。
政治的には両者の国益もあるので、どうしようもない部分がありますが、文化的な交流はJ.Y. Parkのような方にどんどん広めていただきたいですね。
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