ドラマ半沢直樹が終盤戦に入ってきて、どんどん話を重ねるごとに面白くなっていますよね。
この記事では、最終戦でフォーカスがあたっていた「伊勢志摩ステート」「伊勢志摩空港」という点について
- 伊勢志摩ステート、空港のモデル
- 舞橋ステートや空港の現実のモデルとは
といった観点からご紹介していきたいと思います。
伊勢志摩ステート・伊勢志摩空港のモデル
まず、はじめに原作から伊勢志摩ステートや伊勢志摩空港のモデルについてご紹介していきたいと思います。
ドラマおける伊勢志摩ステートの概要
まずは、ドラマ半沢直樹2における伊勢志摩ステートのご紹介をいたします。
ドラマ半沢直樹2の伊勢志摩ステートは、箕部賢治(ドラマ半沢直樹の中の幹事長)の不正にかかわった不動産会社です。
ここで箕部啓治の不正を忘れたまたは理解していない方に簡単にご説明いたします。
「ネタバレを含みます」
まず、簡単に一連の簡単な不正の流れをご紹介すると
- 箕部啓治が政治の力で空港をコントロール
- 箕部啓治が伊勢志摩ステートにお金を転貸
- 伊勢志摩ステートは土地を購入&転売
- 箕部啓治は分け前をもらう
という感じでまとめられると思います。
まず、箕部啓治は伊勢志摩のある土地に、伊勢志摩空港が予定されているという情報を政治家だったため、掴みます。(もしくは箕部啓治が誘致させた)
何れにせよ、政治家という身分から、土地が予め高値になると分かっていたため、その土地を購入し、転売するという計画を建てます。
しかし、ここで問題が発生します。政治家の箕部啓治がその土地を堂々と購入し、それが世間に知られれば不正を追求される事になります。
そこで、箕部啓治は甥が経営している倒産寸前の会社(伊勢志摩ステート)に目を付け、ある計画を画策するのです。
まず、伊勢志摩ステートに20億のお金を転貸(簡単に言うと又貸し)そこで伊勢志摩ステートが、空港建設予定地の土地を購入します。
伊勢志摩ステートは土地を高額で売却し、伊勢志摩ステートの経営はV字回復、箕部啓治は分け前をたんまりもらいます。
これが簡単にまとめた箕部啓治と伊勢志ステートの不正の全容になります。
原作の舞橋ステートが原型
ここで伊勢志摩ステートの原型舞橋ステートをご紹介したいと思います。
舞橋ステートとはドラマ半沢直樹原作の小説銀翼のイカロスに登場する不動産会社です。
舞橋ステートはドラマ半沢直樹2の伊勢志摩ステート同様に箕部啓治の不正に加担する、不動産会社です。
その不正の内容ドラマ半沢直樹2同様、箕部啓治が舞橋空港の建設予定地の情報を手に入れます。
そして、銀行から20億のお金を借り隠れ蓑に使うため舞橋ステートにお金を転貸します。
舞橋ステートは舞橋空港建設予定地の土地を購入&転売箕部啓治は分前を手に入れる。
という内容になっています。
簡単に言うと、
- 舞橋ステート→伊勢志摩ステート
- 舞橋空港→伊勢志摩空港
こんな感じです。
伊勢志摩ステート・伊勢志摩空港に関わる一連の疑惑のモデルとは
次に、伊勢志摩空港(舞橋空港)と伊勢志摩ステート(舞橋ステート)の現実のモデルについてご紹介します。
政治家と空港
空港と政治家関連の汚職という観点から、見た時に半沢直樹に登場するような疑惑というのは過去に存在しています。
この記事では、その方の名誉も考慮し(あくまで疑惑のため)触れませんが、恐らくこの政治家の疑惑が元になっているのでは?という話はありました。(かなり古い事件)
また、政治家と空港関連の利権で言うと、ある九州の空港に、政治家が土地を持っているという話は有名ですね。
そして、その空港の土地を持っている事から、その政治家の資産額は非常に大きなものになっています。
また、フローの観点から見たときにも、多額の賃借料が発生していると見られており、フローの収入はかなりのものだと思います。
ちなみに、その空港は赤字を垂れ流し状態で知られていました。
もちろん、この話が何らかの事件になったり、疑惑になっている訳ではありませんが、利益相反では?という指摘をされた事もあります。
(その政治家は重要なポストに就いていた事もあるので)
この話が仮に伊勢志摩空港や伊勢志摩ステートのモデルとなっているとしたら、その政治家の親族が経営している会社が、舞橋ステートや伊勢志摩ステートのモデルになっている可能性もあるでしょう。
あくまでモデルについての筆者の考察というだけの話なので、実際に何らかの不正をしていたというような疑惑に繋がっている訳ではありません。
また、現時点までその空港・親族が経営している会社に何らかの不正があるという情報は出ていません。
(過去に大きな事件の当事者の1つとなった会社ではありますが・・・)
もしも詳しく知りたいなら・・・・
もっと半沢直樹を考察したい!モデルを深く知りたい!という方は、原作を読んで考察してみるのも良いと思います。
ドラマ版の半沢直樹が大ヒットしているのは周知の事実ですが、原作もかなりの評価を受けています。
ドラマ・半沢直樹(主に続編の2020年の原作)に関する小説は、以下のような小説となっており、
証券会社に出向したくだりの原作
帝国航空からのくだりの原作
2つが合わさったやつ
まとめ
この記事では、伊勢志摩ステートや伊勢志摩空港、そして原作の舞橋ステート・空港のモデル等についてご紹介させて頂きました。
実際の所、半沢直樹に登場する箕部啓治のような不正を行っている政治家は少ないと思います。
毎年のように発覚する政治家の不正・疑惑というのも、年々額面だけ見ると小さくなっていますしね。
ただ、ドラマで見る分には面白いですね。
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