ネットが発祥となっている都市伝説や怖い話というのは、沢山ありますよね。
そんな中でも、日本のネット文化が生み出した都市伝説の一つが「鮫島事件」です。
最近では映画化も決定したという事で、この記事では鮫島事件について「本当の真実」という観点から
- 鮫島事件の概要
- 鮫島事件の内容とは
- 鮫島事件と本当のところ
という点についてご紹介したいと思います。
真相が知りたくなる鮫島事件
ネットサーフィンをしている方、SNSを利用している方の中で「鮫島事件」という事件について、軽く触れた事があるという方も少なくないはずです。
特に、メインストリームじゃない部分(ちょっとニッチな部分)をチェックしている方なら、一回くらいは見たことがあるでしょう。
読み方はさめじまじけんという読み方で、人の名前?地名?のようなものを想像させるような名称ですね。
鮫島事件が初めて、ネットで触れられたのは2ちゃんねるという説が有力なので、発祥はネット掲示板の2ちゃんねるという事になります。
鮫島事件に興味が惹かれるのは、やはり鮫島事件という言葉が出てくると
「それには触れるな」
「触れるだけで危ない」
「話題にも出すな」
「2ちゃんねるの影の部分」
といった書き込みが見られ、非常にタブー視されている事が分かります。
ただ、これだけタブーに扱われていると、真相に触れてくなってしまうのが人間ですよね・・・
語り継がれる鮫島事件の内容
真相が知りたくなってしまう鮫島事件のその内容・詳細について触れていきたいと思います。
公安が・・・話題に上げただけで・・・
鮫島事件については、様々な視点から語られる事が多いです。
2ちゃんねるで取り上げられている内容としては、
- 公安が関係している
- 鮫島という名字の人が関係している
- 北朝鮮が関係している
- グリコ森永事件も・・・
みたいな。また、鮫島という名字を題材に、怖い話チックな話が語られる事も。
上記した内容だけでも、かなり恐ろしい事が分かりますよね。
一貫した内容が語られる事はない
ただ、面白いのは鮫島事件の内容がよほど、恐ろしいのか、語り継がれる内容には一貫性が無いという事です。
北朝鮮が・・・グリコ森永事件が・・・公安が・・・
というのは別々の文脈で語り継がれており、同じような話でつながっている訳ではありません。
そのため、鮫島事件についてはどれだけ深く調べたりしても、納得するような内容にたどり着ける人はほぼいないと思います。
上記したのは主に掲示板で取り上げられる事が多い内容ですが、中にはYoutuber等が鮫島事件について触れているというケースも少なくありません。
Youtuberが鮫島事件について、取り上げられる際は鮫島事件の内容・概要について触れるか、創作されたストーリーを伝える事が一般的で、こちらも一貫した内容が伝えられている訳ではありません。
鮫島事件は、様々な観点から内容が取り上げられていますが、スッキリと納得するような話があまり無いのが特徴的です。
鮫島事件・本当の真実は「ジョーク」
最後に、鮫島事件の本当の真実について触れていきたいと思います。
タブーを作り上げるジョーク
鮫島事件の本当の真実について、ご紹介すると「鮫島事件」という深刻そうな事件について取り上げて、いかにもタブーそうな扱いをするというインターネット特有のネタの一つです。
つまり、本当はそもそも「鮫島事件」なんて存在しません笑。
2ちゃんねる特有の雰囲気というか、ネタというか・・・
当時のスレをチェックしてみると、周りの反応(反応自体がスレを立てた人物のパターンも有り)も、ノリに乗って反応している事が分かります。
ちょこちょこガチで、闇深そうな話題が取り上げられる事がある掲示板なので、何も知らないと信ぴょう性が増してしまいますよね。
本当の真実は、掲示板に居る人達が作り上げたセンスの高いジョークであると言えるのではないしょうか。
ちなみに、過去には鮫島事件を作ったと自称する人物が、本当は架空だったと打ち明ける投稿もありました。
最近では、掲示板で鮫島事件について取り上げられると、冷やかすような声も少なくありませんが・・・
過去にはNHKがつぶやいたことも
鮫島事件について、本当の真実を知ってしまうと、初めて知ったときのドキドキ感を返してくれ!っと思ってしまいますよね。
ただ、鮫島事件については文化の一つになりつつあり、過去にはNHKの「NHK 平成ネット史」という番組の公式ツイッターにて
「鮫島事件については取り上げられません」
といった旨のツイートを行ったこともあり、2018年にツイートされたものですが、かなりバズっていた模様。
2020年には映画化も発表されている訳ですから、鮫島事件についてはこれからも何らかの媒体で取り上げられていく可能性が高いでしょう。
2ちゃんねるには、才能の片鱗を感じさせられる投稿が見られるケースもありますが、鮫島事件はその代表格の一つであると言えると思います。
似たような話に「牛の首」
こちらはネットの発祥ではありませんが、作品に組み込まれたことのある似たような話に「牛の首」という話があります。
牛の首についても様々な噂があり、代表的な話は「聞いたら亡くなる」なんていう噂では無いでしょうか。
こちらについても、本当の真実は「架空の都市伝説・怪談」です。
内容についてはそれほど広まっておらず、ただただ恐ろしい・本当に怖いということだけが広まり、一躍有名に。
というか、名称のセンスが良いですよね。「牛の首」ってなんか、マジで怖い話にありそうな名前。
鮫島事件にも同様のことが言えると思います。名称だけで、勝手に色々と想像してしまう。そんな名称です。
本当の真実は闇の中・・・
鮫島事件や牛の首の本当の真実は、ジョークである・嘘であるというまとめ方がされている事が一般的です。
ただ同時に、鮫島事件については「触れると消される」、牛の首については「聞くと亡くなる」と噂されています。
つまり、話の内容は広まっていなくても、不思議ではありません。
この点を考慮すると、仮に鮫島事件が事実であった場合、本当にヤバい事件で知った者たちは全員、何らかの形で消えた・・・なんていうのが、本当の真実かもしれません。。。。
何れにせよ、話の内容として聞いたもの・知ったものが亡くなる・消えると設定されている訳で、内容がはっきりとしないのも頷ける創作なら計算された噂ですよね。
(実質的には後から肉付けされた可能性が高そうですが)
まとめ
この記事では、鮫島事件について本当の真実という点から、様々なポイントをご紹介させて頂きました。
鮫島事件のようなものに限らず、ネット上の嘘・ジョークに騙されたという経験をお持ちの方も少なくないでしょう。
特にデジタルネイティブ世代なら、小学生の頃に恐怖で震えて眠った・・・なんてこともあるはず。
これからもどんどん面白いネット文化が出てきてほしい・・・・
コメント