著名な起業家の1人として活躍している光本勇介さん。
スタートアップ・ベンチャーに関わっている方なら、一度は必ず名前を聞いた事があるレベルではないでしょうか。
この記事では、そんな光本勇介さんについて「経歴や学歴」というテーマから、
- 光本勇介さんの経歴まとめ
- 光本勇介の大学
- 帰国子女だった?大学以前の学歴
- 光本勇介さんの大学卒業後から起業まで
といった点についてご紹介していきたいと思います。
70億の売却を決めた男・光本勇介の経歴まとめ
まず、はじめに光本勇介さんの経歴をWikiのように、非常に簡単にまとめていきたいと思います。
大学卒業後にフォーカスを当てて、経歴をまとめると、
- 2004年 大学卒業
- 2004年 外資系の広告代理店に就職
- 2008年 ブランケット設立
- 2009年 CaFoReをスタート
(カーシェアリングの事業) - その後、いくつもネットのサービスを展開
- 2012年 STORES.jpを始める
- 2013年 ZOZOに株式交換で売却(当時スタートトゥデイ)
- 2017年 バンクを立ち上げ
- 同年 CASHをスタート
- 同年 70億で売却
- 2018年 heyを設立
といったものになっています。主な経歴だけでもかなり長いです。
ただ、これだけではなく、光本勇介さんは幾度となく事業を売却しており、初めての事業売却が2012年なので、そこからの経歴をまとめると、合計8回ほどの売却を経験しています。
この記事では、この華麗な経歴について、もっと深堀りしていきたいと思います。
大学は青学!実は帰国子女だった!学歴について
まず、はじめに光本勇介さんの学歴というテーマで、光本勇介さんの出身大学や帰国子女だったという点についてご紹介していきたいと思います。
青学を卒業
光本勇介さんの大学について、結論からご紹介すると、青山学院大学を卒業しています。
学歴の高低については様々な議論がありますが、日本の中でも、有名な私立大学である事はたしかだと思います。
起業家・経営者として知られる光本勇介さんなので、経営に関する学部を卒業したのか?と思いましたが、実はそんな事無く「国際政治経済学部」を卒業した模様。
2004年の3月に卒業しており、浪人等はせず、4月には就職しています。
子供の時にはデンマークで過ごす
有名な私立大学を卒業している方あるあるではありますが、光本勇介さんは帰国子女だったようです。
それも、10歳から14歳までをデンマーク、18歳までをイギリスで過ごしており、多感な時期はほぼヨーロッパに居たと行っても、過言では無いでしょう。
光本勇介さんのTwitterでも、以下のようなツイートを行っており、
Netflixのジョーダンのドキュメンタリー見始めた。小学生の頃、デンマークのインターナショナルスクールに通ってて、そのとき学校で流行ってたNBAカードをめちゃ集めてた。プレミアついてるやつとか特別な日に親に買ってもらってたり。学校カバンの中とか教科書よりカードホルダの方がデカかった笑。 pic.twitter.com/dLndgidJnk
— Yusuke Mitsumoto 光本勇介 (@Yusuke_Tokyo) May 20, 2020
実際に、光本勇介さんがデンマークに居た事が分かりますね。
10歳から突然海外のインターナショナルスクールに通った経緯としては、親の海外赴任が要因だったようです。
光本勇介さんは、自身の著書で父親が大学の教授である事を明かしており、教育関連の仕事の都合で、自身も海外で過ごす事になったようですね。
インターナショナルスクールに通っていたとの事ですが、やはり子供の頃にデンマークに居たということは、デンマーク語が話せる可能性が高そう。
そうなると、トリリンガルの可能性も出てきますね。
中学生にしてイギリスに単身で留学
デンマークで、14歳まで過ごした光本勇介さんは、父親から日本に帰国する旨を伝えられます。
どうやら、ここで光本勇介さんは大きな選択を迫れたようで、その選択というのが、「1人でヨーロッパにいるか、日本に帰るか」というものだったようです。
ただ、14歳で当時中学3年生に食い込んでいたようで、日本に帰ってしまうと慣れない中、受験勉強をすることに・・・
また、様々な点を考慮して、最終的には単身でイギリスの学校で過ごすという選択を行いました。
中学生でその選択をしてしまう所に、後々の起業家精神を覗えますね。
イギリスでは最終的に18歳まで過ごし、青学に入学するという流れになります。
光本勇介さんが優秀なのはもちろんですが、光本勇介さんのご両親もかなり凄そうですね。
普通の家庭なら、経済的にかなり厳しくなるでしょう。
大学卒業後から起業までの流れと詳細な経歴
先程、学歴というテーマで大学や帰国子女の話題についてご紹介しました。
これから、光本勇介さんの大学卒業後についてご紹介していきたいと思います。
大学卒業後は就職!就活エピソードが凄い
光本勇介さんは大学在学中に、既に起業家精神を発揮して、数百万円の収入を得ていたようですが、この記事ではその点については、あまり詳しく触れません。
どちらかと言うと、光本勇介さんの大学卒業後~にフォーカスを当てたいと思います。
光本勇介さんは、もともと上記したような収入を得ていた事もあり、大学在学中から起業するというのは人生のテーマとしては存在していたようですが、周りの助言等もあって、取り敢えずは就職してみるのもアリという結論に至ったようです。
しかし、光本勇介さんの就活エピソードは、一般の就活生とは一線を画するものになっています。
というのも、光本勇介さんが就職したい会社というのは予め決めており(外資系の広告代理店・オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパン)、その会社に一点突破したのです。
入りたい会社が外資系の広告代理店ということもあり、新卒入社の慣習がありませんでした。
運悪く、光本勇介さんが就職したいと思ったタイミングも、求人を行っていなかったため、光本勇介さんはその会社の人事にしつこく連絡をとったようです。
何度も書類を渡した上で、次にターゲットにしたのはなんと社長。
光本勇介さんは、会社の受付に社長あての書類と言って、書類を渡しました。
ただ、これでは社長が普通に捨てて終了というのを想定していたようで、社長のメールアドレスを予想し(恐らく名前・生年月日等から?)、20件ほど予想できるメールアドレスに「会社に入りたい」という旨の連絡をした模様。
このような経緯もあり、後日入社が決定したようです。
Twitterにもこのエピソードがあり、
僕はこれで就職しました笑 RT @rieglobe: メールアドレスが分からない相手は、勘で色んなアドレスを思いついてはbccに入れてみたり。bccに含めたアドレスの一つから帰ってきた返信が数件♪ 怪しいけれどかなり効果的である事を発見w
— Yusuke Mitsumoto 光本勇介 (@Yusuke_Tokyo) February 6, 2012
どうやったらこんな事が思いつくんでしょうね。凡人の斜め上を行く発想です。
就活の仕方が、異次元過ぎます・・・
初めての起業はカーシェアリング
光本勇介さんは予め起業を決めていたため、2008年には株式会社ブランケットを設立し、初めての起業。
ちなみに、そもそも就職したかった広告代理店という業務も、起業するネタを探す一環だったようです。(様々な業界を覗けるため)
そんな事もあり、もともとある程度事業のネタはストックしており、広告代理店の仕事で見つけたネタの一つが「カーシェアリング」の事業だったようです。
光本勇介さんが会社でそこそこ偉い人になり、プロジェクトを任されるようになった頃、経済危機が訪れ全く車が売れないという事態に。
そこから、そもそも車って売る必要がある?(買う必要があるのか)という所から、車がほとんど利用されていないデータをマーケティングをしている内に、入手しました。
そこから、カーシェアリングの事業を思いついたのだそうです。
今トレンドのシェアリングエコノミーの先駆けといった感じですね。
2009年に、カーシェアリング事業をはじめて以降、2010年には「Shoes of Prey」「ModelTown」という事業を開始します。
ZOZOにECサイトを売却
2012年までは、3つのサービスをぼちぼち運営していたようですが、全く稼げない訳ではありませんが、爆発的に広がる事も無かった模様。
後に光本勇介さんが自身で、「タイミングが早すぎた」と振り返っています。
ただ、2012年に「STORES.jp」というサービスをリリースしました。
内容としては、ブログを作るような感覚で、自身の通販サイトを構築出来るという切り口となっており、非常に話題になりました。
現在、お金配りおじさんとして有名な前澤友作さんとは、このときから親交があったようで、定期的に食事をする仲だったようです。
この仲がきっかけとなり、当時スタートトゥデイが運営していたZOZO関連の事業との親和性が高いという事で、売却が決定。
株式交換で売却し、光本勇介さんはスタートトゥデイの株式を約94万株手に入れたようです。
M&Aが決まった2013年8月のスタートトゥデイの株価は、600円程度なので当時の価値で5億円程度の規模感になります。
ちなみに、現在の株価は2700円(記事執筆時点)、2018年には4000円を超えていたので、もしも光本勇介さんが保有し続けていた場合は、現在数倍の価値になっている事になります。
4倍で考えても、20億円ですからね・・・
DMMにCASHを70億円で売却
大きな資金を手に入れた光本勇介さんは、これだけでは終わりません。
2017年には、バンクを設立。性善説を軸にした「CASH」のサービスを開始。
CASHは、買取して欲しい品物の情報を入力し、写真を送信するだけで、すぐ現金が手に入るという切り口のサービスとなっており、リリースしてすぐにSNSを中心に大きな話題を呼びました。
買取の予算として、1億円までは想定していたようですが、サービス開始をして1日も経たない内に3億円を超える買取が殺到。

慌てて、サービスを停止する事になったようです。
数ヶ月に再スタートしましたが、そんな時にDMMの会長から誘いを受け、70億円という規模の売却が成立したようです・・・
ヤバすぎますね。夢があります。
まとめ
この記事では、光本勇介さんの経歴や学歴にフォーカスを当てて、様々なポイントをご紹介させて頂きました。
光本勇介さんは、まだまだ起業家として活躍しており、これからもワクワクするようなサービスを期待したい所ですね。
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