便利グッズ等で、幅広く利用されていた珪藻土を用いた商品。
そんな珪藻土を用いて製造された商品の一部に、アスベストが含まれている事が発覚し、各小売店等で対応が取られていますね。
この記事では、そんな珪藻土にフォーカスを当てて「自分の珪藻土にアスベストが含まれていたらどうしたらいい?」というポイントから、
- アスベストが含まれていると分かっている商品の扱い
- 重要なのは傷つけないこと
- 珪藻土は削る事が推奨されていた背景
- 削った場合の対処
といったポイントについてご紹介していきます。
もしもアスベストが含まれる珪藻土を持っていたら?
まず、はじめにもしもアスベストが含まれている珪藻土を持っていた場合の対処や、不明なものの取り扱いについて触れていきます。
既にアスベストが含まれていると公表されている商品について
既に珪藻土にアスベストが含まれていると分かっているのは、報道ベースで、広く扱わているのは「ニトリ」「カインズ」といった小売店で、販売されていたものについての珪藻土商品の取り扱いでしょう。
また、発端となった貝塚市のふるさと納税の珪藻土関連の品ですね。
役所に問い合わせたら良いのか?はたまたメーカーに問い合わせたら良いのか?という点が、気になる所ですが、結論をご紹介すると、購入した業者に問い合わせるのが一番早いでしょう。
経済産業省でも、お問合せ先としてカインズやニトリの連絡先を表記しているので(リコールの情報を記載しているページ)、
事業者問い合わせ先電話番号
◆株式会社カインズ お客様相談室
フリーダイヤル:0120-659-337◆受付時間:10:00~18:00(元日除く)
事業者問い合わせ先電話番号
◆株式会社ニトリホールディングス
フリーダイヤル:0120-209-993◆受付時間
10:00~18:30
既に、珪藻土にアスベストが含まれており、公表されている業者については「購入した所」に取り敢えず問い合わせるのが良いです。
公式の発表が無い・不明なものについて
現在、厚労省は輸入品や古い材料を使われた珪藻土関連の商品にアスベストが含まれている可能性があり(あくまで一部の商品)、関係業界への点検を要請しているようです。
このような点を考慮すると、これからどんどん「アスベストが含まれた珪藻土の商品が見つかるのでは?」という点について、心配している方も少なくないでしょう。
ただ、一つはっきりしているのは仮に「アスベストが含まれている」と分かった場合は、公表・回収を求める(厚労省が)という点です。
また、既に「安全が確認されている」を公表されている販売業者も少なくありません。
例えば、ドン・キホーテが販売している以下の商品では、
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販売ページで、安全が確認されているという旨の記載があります。
そのため、自身が利用している商品が既に安全が確認されており、それを公表しているケースもあるので、チェックしてみるというのもアリですね。
もしもまだ安全が発表されていない場合は
- 問い合わせて確認してみる
- 発表があるまで、保管して待ってみる
- 珪藻土の商品がどうしても必要なら安全が確認されているものを購入する
という何れかが無難でしょう。
取り扱いについて・重要なのは「傷つけない事」
次に「仮に自身の珪藻土がアスベストが含まれていた場合の取り扱い」という点についてご紹介していきたいと思います。
通常使用ならそこまでの心配はない
厚労省のニトリの回収についてのページでは、仮に発見した場合、以下のような対応が望ましいという点が記載されており、
石綿含有の可能性があることが判明した製品をお持ちの方は、販売者が回収しますので、回収方法などについて、以下の販売者の問合せ窓口にご連絡下さい。ごみ等で廃棄したり、販売者指定の方法以外で返送したりしないようお願いします。
取り敢えずは業者に問い合わせて、対応を待つというのが現状可能な対応となるようですね。
また、厚労省は「通常の使い方で使用しているなら、アスベストの心配はない」という点をしっかりと明記しています。
つまり、健康的な心配は無いとも言えます。
削った・削る等で飛散するリスクが上がる
しっかりと抑えたいのは「珪藻土自体がヤバい訳ではない」という点です。
あくまで、今回の件は「珪藻土の中に何らかの形で含まれてしまったアスベスト」が危ない訳です。
そして、アスベストは飛散危ない訳です。
このような背景があるため、もしも既にアスベストが含まれているという事が公表されている珪藻土の商品については
「割る・削る」
といった珪藻土マットの破損が危険な訳です。
そのため、安静に保管しておくといのが無難な対応です。
しかし「削る」事が推奨されていた商品が少なくない
ただ、上記したようなアナウンスは大きく知られていますが、問題は
「珪藻土は削る事で効果がアップする」
という趣旨の商品が少なくかった点です。
そのため、珪藻土を削るためのアイテムが付属として追加されている商品も少なくなく、割ったとまで行かなくても「削る」に関しては既に行ってしまったという方が少なくないでしょう。
芸人のハライチ・岩井さんも以下のようなツイートを行っており、
珪藻土バスマットが水を吸わなくなってきていたので、先日紙ヤスリで削って給水力を復活させました。僕はおそらくアスベストを吸っています。 pic.twitter.com/g94ZF4tROY
— 岩井勇気 ハライチ (@iwaiyu_ki) December 23, 2020
少しコメディ要素も入れての事だとは思いますが、実際にこのような方は少なくないはずです。
削ってしまった場合は?危険を出来るだけ避けるために
厚労省の発表で、分かりくいのは
「珪藻土の商品が通常の使い方なら問題ない」
としているものの、
「削る・割る」
等の行為がアスベストを飛散させるリスクがあるとしている所です。
しかし、一般的に販売されていた珪藻土の商品には
「削ることで効果がアップする」
といったものが少なくなく、推奨されている使い方の範囲に削るという行為が含まれている事ですよね。
この点に関して、明確なアナウンスはありません。
そのため、心配な方で既に削った・削ってしまったという方については、破損してしまったという方については、厚労省が発表している「破損した場合の取り扱い」を行う事が、出来るだけ危険を避けるための対策となるでしょう。
破損した場合は以下のような取り扱いが推奨されており、
もしすでに破損しているなどでご心配な場合は、ビニール等に入れ、テープ等でしっかりと封をして、回収又は調査結果が出るまで保管してください。
既にアスベストのリスクがあると分かっていて(持っている商品が)、削ったこともあるけどどうしたらよいかわからない!という方は、現状では取り敢えず
「袋に入れて密封して保管」
というのが、ベストな危険を避けるための行動になるでしょう。
何れにせよ、適切な方法というのは「公表されている問い合わせ先」に問い合わせるが非常に重要です。
もしも、自身の持っている珪藻土の商品にアスベストのリスクがあると分かったら、問い合わせましょう。
まとめ
今回は、珪藻土とアスベストの騒動に関して、「どう取り扱ったら良いのか?」という点についてご紹介させて頂きました。
焦って「割ってしまった」、焦って「捨ててしまった」等が一番危険なので、まずは対応を尋ねるのが一番重要です。
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