日本の大都市といえば、一般的に東京・名古屋・大阪といった三大都市圏が挙げられる事が多いですが、近年存在感を増しているのが福岡市。
そんな福岡市の首長として活躍しているのが高島宗一郎福岡市長。
この記事では、高島宗一郎福岡市長に焦点を当てて、
- 高島宗一郎福岡市長の学歴と大学
- 高島宗一郎福岡市長のアナウンサー時代
- 政治家としての経歴と略歴
といった観点について触れています。
高島宗一郎の学歴と九州大学
まず、はじめに高島宗一郎福岡市長の生い立ちから大学までをご紹介していきます。
高島宗一郎の生い立ちから高校まで
現在、福岡市の市長として活躍している高島宗一郎福岡市長ですが、実は生まれたのは「大分県大分市」となっています。
福岡市と非常にゆかりの強い人物ですが、出身は福岡市ではなく、福岡県でもなく、大分県だったようです。
駄菓子買いによく行ってました!RT @m34or1718 あゆのライブのこと聞いたものです!横入りすいません!津留小の前に河野商店ってあったのご存知ですか?母親の実家です(笑) RT @kbc_takashima: 大分市立津留小学校デス。
— 高島宗一郎 (@so_takashima) July 6, 2010
自身のTwitterアカウントで、高島宗一郎福岡市長が過去に「津軽小学校」に通っていた事、そしてその近辺にある駄菓子屋に行っていた事について言及していますね。
また、高島宗一郎福岡市長が通っていた高校も「大分県立大分舞鶴高等学校」だそうで、高校生までは大分県で過ごしたようです。
ちなみにこの高校、偏差値が「68」となっており、かなり優秀な高校である事に間違いないでしょう。
大分県の中ではTOP3に入っているレベルの進学校です。
高島宗一郎福岡市長がかなりの秀才であった事が伺えますね。
大学へ入学
優秀な高校を卒業した後は、獨協大学という大学に入学します。
獨協大学とは、埼玉県にある私立大学になっています。ここで、関東に出てきたようです。
ちなみに、偏差値は50から57程度のようで、高島宗一郎福岡市長は法学部に入学しています。
学部別の偏差値で見てみると、現在52程度の偏差値に位置しているようなので、大学に関してはものすごく知名度の高い学校とは言えないでしょうね。
九州大学は退学
恐らく、高島宗一郎福岡市長の学歴については、獨協大学における学歴というよりも、その後に進学した大学のほうが非常に高い知名度になっていると思います。
高島宗一郎福岡市長は、獨協大学の卒業後に、九州の放送局に勤めてアナウンサーとなります。(後に詳しくふれます)
その間、非常にアナウンサーとして活躍する事になるわけですが、2009年に九州大学の法学府博士課程政治学専攻専修コースに入学しました。
しかし、高島宗一郎福岡市長に詳しい方だと、何となく覚えているという方も多いと思いますが、2010年には市長選に立候補しています。
つまり、市長になるまで僅か1年というところで、九州大学に入学している訳です。
もちろん、自治体の首長という事で、非常に多忙を極めるお仕事になっていますから、学業に専念できず九州大学は2013年に退学。
つまり、最終的に高島宗一郎福岡市長の最終学歴は「獨協大学法学部」という事になります。
高島宗一郎のアナウンサー時代
次に、高島宗一郎福岡市長が獨協大学を卒業してから、はじまる「アナウンサー時代」についてご紹介していきたいと思います。
高島宗一郎の家族とアナウンサー
高島宗一郎福岡市長は、獨協大学の法学部を卒業後、「KBC九州朝日放送」に入社します。
高島宗一郎福岡市長の周りには放送局に勤めているアナウンサーという方が少なくありませんでした。
というのも、高島宗一郎福岡市長の父親は「高島晋一郎さん」となっており、この方は元大分放送のアナウンサーとなっております。
また、それに加え、親戚には元日本テレビアナウンサー・小林完吾さんが居ます。
この事から、非常に放送局・アナウンサーといったものと、近い距離に居た人物である事が分かりますね。
アナウンサー時代の活躍
高島宗一郎福岡市長は、最終的にアナウンサーとして報道番組のメインキャスターという王道中の王道のお仕事を任されるようになります。
アナウンサーとして担当していた番組には「アサデス」「サワダデス」「ワールドプロレスリング」「水と緑の物語」といったものが挙げあれ、その他にも非常に沢山の番組に出演していました。
九州地方では、高島宗一郎福岡市長の顔はかなり広がっていたようで、地方局の知名度の高いアナウンサーの1人となっていたのでしょう。
ちなみに、アナウンサー時代の経験というのは未だに役に立っているようで、以下のようなツイートを行っており
車に乗ると3分で眠れます。到着した直後からハイテンションで喋ることが出来ます。アナウンサー時代にロケで鍛えた特技がいかんなく発揮されています!
— 高島宗一郎 (@so_takashima) October 9, 2010
政治家としても活きている模様。
確かに、アナウンサーと政治家って表舞台に立つという意味では、同じような仕事ですからね。
また、アナウンサー時代にプロレスに関わっていた事で、プロレス界の方との親交もあるようですね。
獣神道場ロケ無事終了!
新日本プロレスの棚橋弘至選手ともつ鍋中デス。
放送お楽しみに! http://twitpic.com/1clzng
— 高島宗一郎 (@so_takashima) April 2, 2010
守備範囲広いですね・・・
政治家としての経歴と略歴
最後に、高島宗一郎福岡市長がアナウンサーという職から、政界へ進出してからの経歴と略歴についてご紹介していきます。
怒涛の出馬から批判の声
高島宗一郎福岡市長は、2010年に福岡市長選挙に出馬し、当時は民主党が非常の強い情勢となっていましたが、対抗馬(民主党系が支援)していた吉田宏さん(現職)を破り、自民・公明から支援を受け、当選。
2010年12月には福岡市長となりました。
当選当時は36歳なので、かなり若い。というか、福岡市長最年少だそうです。
なぜこのような若い市長が誕生したのか。
彼は当選の1年ほど前に九州大学に入学しており、メインキャスターも務めるほどアナウンサーの仕事が充実していました。
そのような人物の出馬に、一時期は衝撃も広がったようですが、高島宗一郎福岡市長の発言を辿っていくとそれほど不思議でありません。
というのも、高島宗一郎福岡市長は学生時代から政治家を志しており、そもそもアナウンサーになったのも政治家になるためのステップだったのです。
高島宗一郎福岡市長は、自身の経歴を以下のように振り返っており、
雑誌に、“選挙に強い政治家にならないと意味がない”と書いてあった。そうでなければ、4年間のほとんどを選挙活動に費やすことになって、自分のやりたいことができないと。私の場合、親はサラリーマンで地盤・看板・鞄がないので、まずは顔を知ってもらい、投票してもらえるような状況にしておきたいと思った
かなり逆算した状態で、行動していたようですね。
政治家として活動するためには、まず選挙に強くならなくてはならない。
そして、選挙に強くなるには知名度が必要。からのアナウンサーと。
後付にも見えるような気がしますが、大学は政治家として役に立つ法学部、祖父に政治家が居た事を考慮すると、あながち全てが後付ということでもないでしょう。
このような強い意志があったから、全てを投げ捨ててでも出馬した訳ですね。
ちなみに、政治家を志したきっかけは、高校生のときにパレスチナ問題に興味を持ち、大学生のときに実際に訪ねた事で大きな衝撃を受けたようです。
そこから、日本の恵まれた環境に感謝し、守りたいと感じたため政治家を志した模様。
大学生からの夢が叶った訳です。
政治家として行ったことの経歴
次に、高島宗一郎福岡市長が政治家として行ってきた、つまり福岡市長として行ってきた経歴・略歴を簡単にまとめたいと思います。
- シアトルに影響を受け、スタートアップ都市にすると大号令をかける
- 2012年にスタートアップ都市福岡宣言
- 15年 クリエイティブ・ラボ・フクオカの設立
- 17年 複数のIT企業(メルカリ・ピクシブ等)の福岡支店を誘致
- Fukuoka Growth Nextをオープン
(スタートアップ支援の拠点) - 様々な国際都市と連携・協力
非常に簡単にまとめましたが、コレ以外にも細かな経歴は非常に多種多様に存在しています。
また、税収といった観点から見てみると、何年も連続して過去最高の税収入を記録しています。
直近の2020年のデータだと、市税収入は3444億円超え、7年連続で収入は過去最高。
市政や市に対するアンケートでは、軒並みポジティブな意見が続いています。
当選してすぐは批判のオンパレードだった
非常に政治家として優秀な経歴を持っている高島宗一郎福岡市長ですが、当選してネガティブな情報が多かったようです。
というのも、マスメディアのほとんどが高島宗一郎福岡市長に対して否定的な意見を繰り広げていたようで、就任してすぐのメディアの状態について高島宗一郎福岡市長は以下のように振り返っています。
福岡市に関するネガティブな事柄に関しては「高島市長は」という主語で始まり、ポジティブな事柄に関しては「福岡市は」という主語で始まる。どうしてもなんらかの意図、私への否定的な感情を感じざるをえませんでした
政治家を叩くという事自体はそれほど珍しいものではありませんが、高島宗一郎福岡市長の場合は過去にアナウンサーを経験(それも出馬に伴い突然やめた)事が、起因しているのでは?と後に振り返っています。
高島宗一郎福岡市長は、自身で著書を出しており、「福岡市を経営する」という書籍を販売しています。

出だしこそ、メディアによる応酬があったものの、自身の経営手腕によって市民の圧倒的な支持を確立した訳ですね。
まとめ
この記事では、主に高島宗一郎福岡市長の学歴や経歴という観点から様々なポイントについてご紹介させて頂きました。
国政にも優秀な政治家はたくさんいると思いますが、近年は地方自治体の首長による活躍が目立ちますね。
高島宗一郎福岡市長に限らず、若い首長には地方からどんどん日本を盛り上げて頂きたいですね。
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